パジャマでパンジャビ

闇鍋みたいなブログです。

アフリカツアー3~たかが25km,されど25km~

3月4日午前6時ごろ大量の鳥のさえずりに起こされる。その後Sさんとともにテントを片付けて出発の準備をする。8時になるとスーパーが開くので出発してすぐスーパーに行き、朝食を買った。各朝食を済ませた後、ついに数km先にあるボツワナザンビアのフェリーターミナルへと向かった。



フェリーターミナルには数百台の大型トラックが行列になっていた。でもボツワナのイミグレは簡単に済ませることができた。フェリーに乗れるのは2台までで、それを2船のフェリーでやりくりしているのだから、トラックの行列ができて当然だった。でも横には橋が建設中で数年後には橋がかかっているかもしれない。

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ここにはナミビアボツワナザンビアジンバブエの4つの国が密集した地帯である。とくにボツワナザンビアの国境は150mほどしかなく、世界一短い国境と言われている。

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フェリーは無料で乗れる。自転車代も取られない。


川を渡った後ザンビア側のイミグレに行ってビザを獲得する。ザンビアのビザは50USドルだが、ザンビアジンバブエ両方の国に行ける「カザビザ」も同じ50USドルなので、カザビザを取ることにした。ビザは一人一人丁寧に手書きで作るので時間がかかった。
入国する時手荷物を検査されるが、
「このザックの中には何が入っているの?」

「テントとか靴とかだよ。」
「OK!GOOD LUCK!!
程度で終わった。
ザンビアに入国した後ビクトリアフォールズに近くのリビングストンという街まで向かう。距離はおよそ70kmほどのさほどアップダウンもない平坦な道だが、この区間で色々事件が起きた。
この時期は雨季にあたるザンビアは突然雨が降ったりやんだりする。突然スコールみたいな雨が降ってきたと思ってゴアを着ると、着た時には雨は止んで晴れたりするのだ。結局この区間はそんなことの繰り返しだった。
道は特になにがあるという訳でもなく、少し坂のあるエサヌカ線みたいな感じである。

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道はこんな感じ。数kmおきにバス停がある程度で本当に何もない。退屈である。


あとリビングストンまで25kmほど地点でYさんのタイヤがバーストしてしまう。Yさんのタイヤは、すでに「もこもこ」していてヤバイ状態だったがリビングストンにある自転車屋を目指していたのだが、まさかその25km手前でバーストしてしまうとは、なんたる不幸なことであったか。
結局Yさんはヒッチハイクでリビングストンまで行くことになった。その後なんとか陽気な現地人の車に乗せてもらったらしい。
その後三人でリビングストンに向かっていると、子供の物乞いにあった。数十人の子供たちが道を遮っているのでびっくりした。Mさんと僕はなんとか通り抜けたが、Sさんは立ち止まってしまい、自転車は倒されて行動食などが奪われてしまった。その後通りかかった現地人が止めに入ってことなきを得だが、こういう物乞いはアフリカでは多いらしい。
スコールに降られてびしょ濡れになったままリビングストンに到着。fawlty tower lodge というホステルにチェックインした。3日滞在して36USドル。目の前にはでっかいスーパーがあり、午後3時にはホステルのテラスで無料のパンケーキが食べれる。f:id:punjabi:20180305235622j:image

ホステルのパンケーキ。パンケーキというか、なんかの皮。


向かいのスーパーにはファストフード店なども併設してあって、さながらイオンモールのようであった。物価はカサネのスーパーより少し安い程度であるが、でかいスーパーなので品揃えは豊富である。
夕食をホステルのテラスで食べた後、シャワーでも浴びようかなと思ったら、お湯が出てこずこの日はシャワーを浴びれなかった。結局そのままこの日は何もせず就寝した。